きみの気配

きみの気配が

すっかり消えたから

ようやく街にきてみた


芳香をはなつ木が

変わらずむかえてくれて

わずかに後ろめたかった


きみといた頃

空も光もどこかうつろで

並んでいても距離しか感じなかった


芳香をはなつ木が

変わらずむかえてくれて

わずかに思い出がこぼれた


きみの気配は

僕からすっかり消えたのに

今でも心が

ちょっとだけ騒いでる